こんにちは、小豆島の京宝亭です。
コロナ禍の波が、ここ小豆島にも押し寄せております。(内海なのに…)
ここのところ、普段の直接来店のお客様は、一人や、二人程度。(一日で、ですよ汗)十人いたら多い方。お越しになる方も感染防止に気を遣い、迎える方も気を遣い…。何とも難しいご時世になりました。
以前ならば、どこから来たんですか、などと気軽に話しかけて、お国自慢も盛り上がっただろうに。(←観光地に勤めている身としては、これがまた大いなる楽しみの一つなのです)
今は聞いたらいけないのかな、とさえ思ってしまう。
実際この間だって、お客様にうっかり聞いてしまって、たまたまコロナ被害大の地域にお住まいだったため、その方を気まずそうにさせてしまったこともある。あのときはごめんなさいm(__)m
…というわけで、
「直接お店に来て頂き、店内の雰囲気やスタッフ、そして商品との交流・触れ合いを楽しんでいただき京宝亭のファンになって頂く」
という形が、今ヒジョウに難しいのです。
オンラインや広告で、どこまでウチの商品を知ってもらい、実際にお試し頂けるのか。
今までの既成概念を壊してまでも新しい形に取り組まなければならないという危機感、焦燥感が日々募ります。
・・・
それでも日々頂く、通販のご注文に助けられ、日々の売上をどうにか保っている状態。
今日もあるお客様より、お電話でご注文を頂きました。
ご注文ついでに、こちらの状況はどうですか、と尋ねて下さった(つながりが感じられて、こういうお話が本当に嬉しいのです)ため、
上に書いたような状況をお話させて頂きました。
「こんな状況だけど、いつかは落ち着いて、小豆島にもまた活気が戻ってくるでしょう。それまでそちらのような地元の会社には、ぜひとも頑張ってほしい。小豆島は素敵な場所だから。」
そんな励ましを頂きました。
こういうお話を頂くと、純粋に、心が救われる思いがします。人の温もりを感じました。
この、終わりの見えない暗いトンネルを邁進する中、手元にはやはり灯りが必要です。
その、お金には代え難い「灯り」を、一本の温かいお電話で頂くことができました。
そのエネルギーを、私たちはまた、私たちの立場からペイフォワードする。そうやってエネルギーが回りまわってみんなが幸せになっていく。
「元気」の循環。
こんな不自由なご時世でも、そんな流れがあったら素敵だし、みんな元気に過ごせるなとつくづく思います。
京宝亭もその一助になればいいな、なんて
ちょっとカッコいいことを考えながら、この苦境を乗り切るため、これからも奮闘を続けます。